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映画で学ぶ繁体中国語『エリザベス ゴールデン・エイジ』

ケイト・ブランシェット主演の歴史映画『エリザベス ゴールデン・エイジ』に繁体中国語版(粤語にも対応)がありました。

国語学習者、繁体中国語の字幕つき映画を探している方は参考にしてみてください。

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エリザベス ゴールデン・エイジのスタッフ

監督……シェカール・カプール

脚本……ウィリアム・ニコルソンマイケル・ハースト

制作……ティム・ビーヴァン/エリック・フェルナー/ジョナサン・カヴェンディッシュ

製作総指揮……デブラ・ヘイワード/ライザ・チェイシン/マイケル・ハースト

衣装……アレクサンドラ・バーン

キャストと吹き替え版の声優

エリザベス女王1世……ケイト・ブランシェット(高畑涼子)

ウォルシンガム……ジェフリー・ラッシュ勝部演之

ウォルター・ローリー……クライヴ・オーウェン大塚明夫

ベス・スロックモートン……アビー・コーニッシュ甲斐田裕子

スコットランド女王メアリー……サマンサ・モートン土井美加

ざっくり感想

25歳でイングランド女王になったエリザベス1世がすごいし、忠誠を誓って裏切り者を容赦なく葬っていくウォルシンガムもすんごい。ただメアリーって名前がいすぎて、混乱する。どこのメアリーだっけ?って何回も停止してしまったよ!

個人的には前作の『エリザベス』のほうがストーリー的には好きなんだけど、残念ながら繁体字幕がなくて紹介記事が書けなかった。前作は可憐な女性だったエリザベスが女王に即位して、イングランドに身を捧げていく過程が丁寧に描かれている。

女性として、女王として、プロテスタントとしての覚悟を細かく描写しているので、興味があれば前作から見るのがおすすめ。字幕はないけど……。

▲こちらは『エリザベス』です。字幕はないよ。

ゴールデン・エイジはエリザベス1世の女性としての一面が押し出されていて、前作のサナギが蝶になるのを目の当たりにするような興奮を求めている人にはちょっと物足りないかもしれない。あ、でもスペインの無敵艦隊と戦う直前、エリザベスがイングランド軍を鼓舞するシーンはめちゃくちゃカッコいいのでやっぱりおすすめ(手のひら返し)

英国の国名や暗殺、政治用語、日常用語、罵倒語などが言い回しが学べるので、繁体中国語を学んでいる人は是非チェックしてみてください。

女王といえどもやっぱり女性で、好きになった男性とは結婚できず、国と国との友好関係を考えなければいけない重圧はエリザベスでもゴールデン・エイジでも同じで、エリザベスが気の毒になった。王位を狙う人たちはいるし、スキあらばエリザベスの暗殺を企むしで。時代も国も違うから、今の感覚で見てはいけないんだけどね。